興味を持つことの難しさ

某社の提供する番組は沢山のチャンネルで構成されているのだが、番組内容の傾向とかを誰も分析していないために、当社取締役に「古い固定観念が社員に残っている」と指摘された。
確かにその通りなので、自分のビジネス上の話のタネの補充も兼ねて、「どのチャンネルがどんな番組をやっているか」を調べるために番組ガイド・EPG・公式WEBページを細かく見てみた。
スポーツについては、プロ野球Jリーグ・その他スポーツに分類して、例えばプロ野球なら「どのチャンネルがどの球団の試合を何試合やっているか」という事を調べれば、傾向と頻度などを分析できる。
BS(デジタル含む)放送での中継が結構あることは以外であったし、特定のチャンネルが特定の球団の放送回数が多いことなどは、より鮮やかに把握する事が出来た。
野球以外でもJスポーツ系のチャンネルでのサッカーの傾向とか、ラグビーやプロレスの試合が意外と多いこと等も把握できた。
さて、それ以外の「アメリカのドラマ」「韓流」「映画」「J-POP」などについては、正直いって中身が把握できない。これは興味の範囲外であるためだろうと思う。多少は知っていても、「人にお勧めできるような深い薀蓄」をもつ事が難しいのだ。
多少の傾向はわかるし、各チャンネル毎に「お勧め番組」もあるけれど、「このドラマで出てきた主婦役の女優は、別のドラマでこんな役をしていたし、(以下略)」といった知識もなく、個人的に熱い想いを抱いているわけでもないので薀蓄もなく、「人にお勧めできる」こともないのだ。
本当はこのような分析から、各ジャンルごとに「お勧め番組」をピックアップしたかったのだが、「形骸化した情報」を提供する事が出来ても「熱い想いを伝える」ことは出来ないという事に思い至った。
CATVはとにかく情報量が多いので、各ジャンル毎の「お勧め」をお客様にお届けすることは、「便利に使ってもらう」事と「利用率を高める事により付加価値も高める」という側面で有効な手法だと思うのだが。難しいね。