思考と行動

id:umedamochioさんの日記を読んで少し考えた。

近藤の思考回路がこういうふうになっているからだ。だから「会社の構造と意味」「ベンチャーと資金調達」みたいな基本的なことに、ときに3時間も4時間もかける。そしてその議論の中で、近藤が抱く「素朴な疑問」の主旨を僕が理解して「なるほどこういうところからはてな流が生まれるのか」と納得してみたり、僕が「これは譲れない」と思っていることについて近藤が納得して「戻って」きたり。そんなことをここ数ヶ月、ずいぶん繰り返した。

実は近藤のような思考回路を持つ人がおそろしく稀少かと言えば、多くはないが皆無ではない。ただ近藤の場合いいのは「行動したくてしたくて仕方ない」というのが基本にあって、そのために自分自身心からの納得が必要で(特に新しいことを始めるときは)、そのために真剣に議論するという点である。だから議論が終ればすぐに行動に移る。

こういう思考回路を持つ人間が陥りがちな「議論のための議論をし続けて、結局何もしない」という罠から、紙一重で近藤が逃れているのは、この行動主義ゆえなのである。

本当の論議というものは人を納得させるだけでなく、自分自身も納得しなければいけないと日々思ってたのだが、やっぱりそうなんだなぁと感じた。やはりはてなだなぁ。。
現場主義(=状況把握)+行動主義(=スピード感+実行力)+論理主義(=自信+判断力)の3点を自らに戒めて、日々業務を実践してゆきたいと思った。
なかなか周囲からは理解されないのだけどね。。。